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 クエスト「青い碑」

 公宮から出された、街道の修理に使う天河石を5個集めるクエストである。

 たったの5個で街道の修復が可能だとは思えないので、これは複数のギルドにオファーを出している公共事業的なものなのだろう。

 一つのギルドに一括発注して、より安価で購入するということをしないのは明らかに税金の無駄遣いである。

 そんなことだから、報酬が500円という悲劇が繰り返されるのですよ。

 しかしこの天河石、樹海のあちこちに落ちているのだが、一日2個までしか持って帰れない。

 なるほど、だから5個集めろということなのか。それでもやっぱり一ギルド辺りの採集量をもう少し多くしてもいいと思う。

 そのときユウツキはそう思っていた。

 ユウツキたちは樹海に赴き、藪をかきわけ天河石を探す。

 時間はかかったがなんとか5個見つけることができた。

 ここで問題になってくるのが、持ち帰り方法である。

 ユウツキは少し考えてから、ジミーに言う。

「5個のうち2個までしか持って帰れないなら、残りの3個をお前が食べろ」

 袋に入らない分はお腹に入れて持ち出すというみかん狩り作戦。

「何で僕が?」ジミーが意外そうに言う。

 こいつは何を考えて石を探していたんだ。

「クリスティでもできそうだが、さすがに女の子にやらせるわけにはいかないだろ」

 満場一致で(ジミーは除く)賛成するギルドtookie。

「それはそうだけど、いやそうじゃないけど、無理なものは無理ですよ」

「大丈夫だ。鶏だって胃袋の中に小石が入っている」

「僕は鶏じゃないし、それ、明らかに小石じゃない」

 ジミーはイータに助けを求める。

「イータ、何とか言ってよ。鳥と人間は進化のだいぶ前の方で分岐してるとか」

「わたしは小食だから」

「何でこういうときだけそっちにまわるの?」

「大丈夫です。あなたならやれます」とガンこが言った。「多分……」

「多分って何ですか? 多分って」

 ユウツキたちは抗うジミーを取り押さえると、口の中に無理やり石を詰め込んだ。

 嚥下する音が響く。

 少ないより多い方が良いということで、ガンこがノリで更なる石を拾ってきた。

 人間、限界への挑戦が必要だ。

 ユウツキがもう一つ石を食べさせようとしたとき、ジミーの意識は既になかった。

 なるほど、5個が人間の限界なのか。

 ユウツキたちは街へ帰り、酒場の親父に天河石を納入した。

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01/26|世界樹の迷宮2コメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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From:  * 2010/01/27 23:28 *  * [Edit] *  top↑
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