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 蒼い樹海を進むマチカゼ達は林の奥の小さな部屋のような空間にアガタがいるのに気付いた。
「カナエのヤツが第二階層に来てから様子がおかしいんだ」
 聞けばカナエは昔、父親と一緒にこの街に来たことがあるらしい。
 そして彼女の父親は世界樹に挑み死んだらしい。
 カナエはそのショックで記憶を失くしたのだそうだ。
 アガタは自分はカナエの記憶を取り戻すために彼女と一緒に冒険をしているのだ、と言った。
 それ故に誰よりも先へ、誰よりも早く迷宮へと臨む。
 彼の今までの蛮勇とも取れる行為は、ただひたすらカナエのためのものだったのだ。
 ここに来て急上昇していくアガタの好感度。
「今あいつには誰か傍にいてくれる人間が必要だ。カナエと一緒にいてやってくれ」とシルヴィアは言った。
 アガタは頷くとマチカゼ達が来た方へと歩いて行った。
「じゃあ、俺っちも行くさ」
「オレも行こう。アガタのギルドはカナエちゃんとアガタの二人パーティーだし、この水族館みたいにロマンチックな場所で二人っきり。そんな羨ましいことさせてたまるか」
「あんた達は……」
 キムさんはマチカゼに拳骨をくれて、ハルイロにドロップキックを放った。
「アタシ達にも世界樹の踏破という目標があるアルよ」
 なんか最近、ツッコミがバイオレンスになってきてないか。
 地下6階を歩いていると、ふと不思議な光景に出くわした。
 その中にかぼちゃヘッドホン美少女オランピアが佇んでいた。
 彼女はゆっくりとこちらを見る。
「あなた方も元老院の許可が取れたのですか。この階層は昔海に沈んだ際に周囲の海流が変化しました。その名残が今も残っていて冒険者の行く手を阻むんです。ここから東に進んでみてください。何が起こるか分かりませんが、何か起こるでしょう」
 なんだこのあってもなくてもいいみたいなアドバイスは。
「見るからに怪しい情報アル。シルヴィアどうするアルか?」
 ふむ、と俯き一考するシルヴィア。
「まあ待て。ここは人間洞察に長けたオレが彼女の目を見て判断する」
 オリンピアの両肩に手を乗せて少しずつ彼女の顔と距離を縮めていくハルイロ。
 顔と顔が近付きあわやキスをする一歩手前になったところで、キムさんがハルイロをローリングソバットで一蹴する。
 ハルイロが壁際まで吹っ飛ぶ。
 ハアハア言っているハルイロをマチカゼ、オメガ、シルヴィアの三人が凍りついた目で射抜いた。
「いや、ハアハア言ってるのはキックのせいだ。オレはロリコンじゃないよ、断じて」
 …………。
 身内の恥は晒すまい。
 そういうことにしておこう。
「とりあえず行ってみるか。他にすることもないしな」シルヴィアが言った。
  
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06/01|世界樹の迷宮3コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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