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 オリンピアの言う通りに東に向かうことにしたマチカゼ達。
 途中、ワープみたいに強力な海流に押し流されたり、でかいシシャモに追いかけられたり、ホタテの本体はどこなのかと疑問に思ったりしながらも、不吉な小部屋に辿りつく。
 マチカゼのてのひらからじっとりと嫌な汗が滲み出る。
 小部屋の中央には赤黒い染みと肉片と骨があった。
 コレはいささかヤバい状況じゃないのか。
 マチカゼが染みの検分を終えて顔を上げるとそこにはでっかいシシャモがいた。
 お前ら一体何してたんだ。
 小部屋に入るなら一人くらいは出入り口の見張りをすべきではないのか。
「ハメられたアル」キムさんはジト目でハルイロを見ながら言う。「どこかの誰かがロリコンだからハメられたアル」
 3分の2くらいは自己責任だと思うが、それをここで言い出したところで何にもならない。
「美少女に殺されるなら本望だ」悟りにも近い境地でハルイロは言う。
「正確にはシシャモに殺されるさー」
「シシャモじゃないよ」とオメガがいつになく真剣な表情で言った。「一般的に出まわっているシシャモと呼ばれている魚の殆どはカペリンっていう代替魚だよ」
 どうでもいい情報だった。
 人間、中身はそう簡単には変えられないようです。
 もう悟ったようなので、ここはハルイロを囮にして脱兎の如く逃げるマチカゼ達。
 ワープ海流を利用し先ほどオリンピアがいたスペースまで逃げる。
 やっと追いついてきたハルイロが、
「お前らオレだけおいて逃げるとか、マジ洒落にならねえから勘弁してくれよ。死ぬかと思った」とぼやく。
 オリンピアはぴくりとも動かずに樹海の木々を見つめながら、
「あ、皆さん生きていたんですね」乾いた声でそう言った。「あの数の古代魚相手に無事戻るとは計算外ですね」
 (こいつ、どうして俺っち達が古代魚と出会ったことを知っている?)
「オリンピアちゃん?」
 少女の纏う空気の変化に戸惑ったハルイロが少女に呼びかけた。
「確か、tookieでしたね。……本当に邪魔な存在」
 振り返った彼女の瞳は氷の棒のように冷たくて透明だった。
「大人しく迷宮の深部を目指すのはやめてください。そうしないと……死にますよ。元老院の方にも伝えておいてください」
 オリンピアはそう言い放つと林の向こうに消えていった。
 
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06/03|世界樹の迷宮3コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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