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 オランピアは屠られた魔物を見て、マチカゼ達を見て驚きの表情を浮かべた。
「……これ程とは予想外です。……仕方ない。ならば私が……」
 少女が小さく呟いた後、不意に天空から声が響き始める。
 地下に潜っていく迷宮なのに天空ってどういうことなのか。
「さがれ、深王の忠実なる僕よ。汝が役目はそこまでだ。後は私に任せて深王の元へ戻るのだ」
 声の主はあっさりとオランピアが敵であることをバラす。
 深王とかいうのは余程弁護能力に自信があるのか。
 裁判大国アメリカでは考えられない暴挙である。
 認めてしまえば犯罪です。
「おい、この声聞こえてるか?」とハルイロは問う。
「アタシにもちゃんと聞こえるアル。あんたの妄想じゃないアル」
「だよな。こんな可愛い女の子の声が妄想なんてありえないよな」
「それは妄想アル」
 マチカゼ達の脳裏に響く不思議な声はオランピアにも聞こえているらしく、彼女は不満げに頷く。
「そして小さき者よ、聞け。我らが汝らを止めるのも訳がある。されど汝らは汝らの都合があろう。それもまた仕方ないこと」
 いや、それならそうと最初に言って欲しい。
 なんでいきなり魔物の巣に行けとか言うの。
 こっちだってできれば対話で解決したいのである。
 天より聞こえるその声がゆっくりと息を吐いたそのときマチカゼ達の目の前に青い珠が現れる。
「えっ、まさかブルーリボン?」
「思い切り球体アル」
「それはこの水林を操る海珠。それを用いて我が下まで来るがよい。海王ケトスが汝らを歓迎しよう。一人5000円貰うことになるが、そこは理解してくれ。我がふところにも限りがあるのでな。ちなみに飲み放題プランだ」
 深く大きく、そして澄んだ声はしだいに消えていく。
 オランピアは声が消え海珠がマチカゼの手に収まったのを確認してから、背後の珊瑚礁へと足を進める。
「……では、さよならだ。tookie、もう二度と会うこともないだろう」
 言うや否や彼女は珊瑚の木々の間を人とは思えぬ動きで駆け抜けマチカゼ達の前から姿を消す。
「あいつ人間じゃねえのかい?」
「おそらくな」マチカゼの問いにシルヴィアが答える。
「なるほど。人ではないなら小さい娘でも問題……」
「あるわいっ!」
 一同は即座にツッコんだ。
  
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06/13|世界樹の迷宮3コメント(1)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
連載ご苦労様です。こうやって回を重ねてくると、確実に文が上手くなってきてますね。是非完了までがんばってください( `ー´)ノ
From: ハタハタ * 2010/06/13 16:21 * URL * [Edit] *  top↑
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