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 そうかい、おばあさんは孫の顔でも見るように柔らかく微笑んだ。
「じゃあ、海珠を調べて分かったことを説明するよ。詳しいことはこの子に聞いとくれ」
 おばあさんは性格の悪い青年を呼んだ。
「俺から説明しよう。どうやら海珠には樹海の海流を操る力があるらしい。それから、地下6階には不思議な場所があってな空気中に潮の渦が流れ出ていて、その部屋には何かを安置する台座らしきものがあったんだ。自然物ではなく人工物のような、仕掛けのような印象を感じた。そこが先へと進むための手がかりになるかもな」
「そういうことだよ。海珠は返すから地下6階を調べてきておくれ。危険な任務になるけどね、それでも進まないことには何も分かりゃしないからね。絶対に任務をやり遂げてあたしんところに報酬を受け取りに帰ってくるんだよ」
「わかりました」シルヴィアは拳を握り締めた。
 おばあさんに言われた通りに地下6階を探索していると不思議な光景に出くわした。
 小部屋には円柱があり、その中身は透明で、炭酸飲料みたいに下から上へととめどなく泡が移動している。
「柱?」
 誰ともなくそう言った。
 万が一、何か起こってしまったときのためマチカゼ達はとりあえずハルイロに海珠を持たせ近付けさせる。
 海珠を台座にはめ込むと、それに合わせて周りから何かが流れ落ちるような音が響いてきた。
 しばらくすると音はやみ、謎の台座は再び沈黙、「返事はないただの屍のようだ」みたいになった。
 とりあえず小部屋の外へ出て何が起こったのか確認してみるのが良さそうだ。
 部屋から出ると違和感を感じた。
 どこか空気が淀んでいるような気がする。
 地下迷宮なのだから空気が淀んでいるのは普通だ。
 第一階層でもそうだった。
 そのこと自体は特別おかしな話ではない。
 つまり、この第二階層の方が違っていたのだ。
「おい、あれ」ハルイロは通路の先を指差した。
 海流がなくなっていた。
 空気が淀んでいなかったのはそのためか。
 海流が消えたため今まで行けなかったところへ行けるようになった。
 警戒しながら未知のエリアを進んでいると、豪奢な扉に出くわした。
 その奥からは今まで感じたことのない圧倒的な強く気高い気配を感じる。
 これこそ、マチカゼ達に海珠を渡しオランピアに命を下したあの声の持ち主に違いない。
 マチカゼは重厚な扉を開いた。
 そこには巨大な白い鯨がいた。 
 
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 追記にて、
 拍手コメントをしていただいた方に返信コメントがあります。


>拍手コメントをしていただいた方
 コメントありがとうございます。
 あのトラックバックの記事は自分ではできはいまひとつかなと思っていたので、拍手してくださり、おまけにコメントまでいただけるとは思ってもいませんでした。
 驚きと嬉しさで頭の中がいっぱいです。
 寧々さん、凛子ちゃんは可愛いです。
 可愛さというものは流動的なものですが、可愛いの基本骨子はみんなあんまり違わないのかもしれません。
 
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06/19|世界樹の迷宮3コメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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From:  * 2010/06/19 22:31 *  * [Edit] *  top↑
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