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 青白く輝く何かがゲートキーパーの側頭部に命中した。
 その衝撃はかなりのものだったらしく、ゲートキーパーの巨体が倒れ込む。
 なんだ今のは?
 光がやってきた方を振り返るとシルヴィアがいた。
 彼女は膝に手を置き、肩を上下させながら、
「私もいつまでもお前のアシストばかりというのは性に会わないからな」と言った。
 そうか、今のはスキルか。
 自身の体力を消費することで打ち出す矢を強化する類のものか。
 しかし、あれだけの威力の攻撃をすればその消耗も相当のはず、このあたりで決めておかないとキツいな。
 マチカゼは目に入った血を拭い倒れ伏すゲートキーパーの首へ渾身の力を込めた一撃を振り下ろした。
 聞こえた音はがすっ、という剣が地面に刺さる音だけ。
 何かを切った手ごたえがない。
「な、んだと」驚愕の声を漏らすマチカゼ。
 ゲートキーパーは頭と身体に分離していた。
 その隙間に剣が刺さっていた。
 分離した頭がマチカゼへと高圧電流を放ち、まともに電撃を浴びたマチカゼの動きが止まる。
 そこにゲートキーパーの頭が体当たりを食らわせる。
 マチカゼは壁際まで地面を滑りながら転がった。
 すぐさま立ち上がろうとするマチカゼだったが、電撃で痺れた身体は主の命をきかない。
「マチカゼ、少し休んでいろ。どのみちお前の剣では飛んでいる敵とは相性が悪い。キムさん、マチカゼを」シルヴィアが叫んだ。
 分離したゲートキーパーの頭と身体は空中を自由自在に飛び回りながら、統率されたコンビネーションで攻撃を仕掛けてくる。
「シルヴィア、先にどっちを潰す?」ハルイロの問いに、
「これだけの速度で動かれると小さい頭は狙いにくい。まずは身体だ」とシルヴィアが答えた。
「だな」
 ハルイロが牽制をしてシルヴィアがパワーショットを放つ。
 ゲートキーパーの身体は何度も強化された矢を受けるがその動きにはなんの衰えもない。
「くそっ。どうなってんだよ」とハルイロがぼやいた。
「身体の方はいくらダメージを与えてもきりがないな。頭の方から崩すしかないか。だが、問題はあの小さな的をどうやって捕捉するかだ」
「それならいい方法があるぜ」
 言って、ハルイロは頭の進路に立ち塞がり素手で頭を受け止めた。
 全身を駆け抜ける激痛にハルイロの表情が歪む。
「後は任せろ」
 シルヴィアはあらん限りの力を込めて、最初に当てたのと同じ場所に正確に二撃めを射った。
 ゲートキーパーの頭はブルブルブル、と振動してから地面に落ち動きを止めた。
 身体の方も停止した。
「やったのか?」
 だが、次の瞬間シルヴィア達は戦慄する。
 なんとブウンと音を立てゲートキーパーが再起動したのである。
 そして、あろうことか分離していた頭と身体が合体し、ゲートキーパーは両腕を構えた。
  
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