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 僕が入院することになった部屋は四人の相部屋だったのだが、その面子はなかなか濃いものだった。
 皆若干アレな人達なのである。

 一人目はPSP青年である。
 朝から晩までPSPをしている。
 将来のことも考え、もっと他にすべきことがあるのではないだろうか(ゲームブログの管理人が言うな)。
 深夜までピコピコピコピコ、病人なんだから夜更かししていないで早く寝なさい、と言いたいところだが、注意する側の僕もその時間帯まで余裕で起きているので、言うに言えないものがある。
 一番いいのは見回りの看護婦さんが注意してくれるパターンだが、それだったらむしろ僕のところに来てもらいたい。
 
 二人目は痛がり老人である。
 僕が血管撮影の検査を受けたのと同じ日に同じ検査を受けた彼は、僕の向かいのベッド入ってきた。
 血管撮影は動脈を切る手術をするため、検査後は傷口をかなり強く圧迫する措置を受けるのだが、これが相当痛い。
 向かいのベッドの老人はとにかく痛い痛い、痛い痛いと言いまくる。
 子供じゃないのだから少しくらい我慢すればいいんじゃないのか、と子供並みの頭の僕でも思いますよ。
 痛いから圧迫を弛めろ、と看護婦さんに言い寄る老人。
 看護婦さんも、
「私の権限では弛めることはできません」と言って苦笑いしていた。
 
 三人目は一言多いおっさんである。
 とにかく一言多くなにかにつれイラッとくるおっさんで、おそらく彼の担当の看護婦さんはババを引いたと言ってもいいと思う。
 彼と看護婦さんの一部の会話を挙げたい。
 手術が終わって、
「どうですか? まだ具合が悪いですか?」と看護婦さん。
「いえ」
「そうですか。調子がよくなって良かったですね」
「いや、よくなったような気がするというだけで……」
 (よくなったでよくないか)
「急いできたから荷物がゴタゴタして……」
「ああ、そうですか。じゃあ一回、荷物の把握はしておいた方がいいですね」
「いや、把握はしてますよ。自分の荷物ですから」
 (日本人のなあなあ精神はどこに行ってしまったのだろうか)
 と、このレベルの会話がずっと続くのである。
 
 しかし、かくいう僕も人のことは言っていられない。
 四人目。
 四天王最強、エースオブエース、それが僕なのである。
 基本無言。
 だがときどき思い出し笑いをする。
 ベッドの上に死体のように横たわった状態で突然笑い出すので、小学校低学年の子供が見たらトラウマになってしまうのではないだろうか。
 肝心の笑いのネタだが、メジャーなところでは滝本竜彦さんの「超人計画」や、林トモアキさんの「ミスマルカ興国物語」のゼンラーマン等から、マイナーなものならカミュの「異邦人」のタオルの話まで実に幅広い範囲をカバーしている。
 純文学は敬遠されがちなジャンルだと思うが、自分にはない新たなる発想の一発ネタへの足がかりになるものもあるので、興味のある方は読んでみるといいかもしれません。
 
 
 拍手してくださる方、ありがとうございます。
 
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