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 「NHKへようこそ!」で有名な小説家の滝本竜彦さんの三冊目の本、「超人計画」を読んだ。
 今作はチェーンソーやNHKとは趣向が異なり、滝本さんが「超人」になる過程を描いた体当たりエッセイである。
 より深く滝本さんの内面を映す鏡のような作品なので、読む人を選ぶかもしれないが僕は面白いと思った。
 全国に一千万人はいると言われている、我らヒキニパ神信者達のシンクロニシティーを否が応にも高めるこの本、面白くないわけがない。
 最も、本に何を求めるかという点には個人差がありまくることは当然なので、大雑把にこういう人は合わないと思うというのを上げたいと思う。
 時間は有限なのに対し、本はほぼ無限にある(一人の人間が一生かけて読める本の数よりも存在する本の方が多いため)のでちょっとでもハズレを読む時間の節約になれば嬉しい。
1:重厚なストーリーの本を読みたい人
 エッセイなので特にオチとかがないので。
2:ガチで文学したい人
 あくまで面白エッセイなので。

 本書より面白文を一部抜粋したいと思う。
 ”でも「滝本君てロリコンなの?」なんて、そんな唐突なセリフを振り向きざまに真顔で囁かれたら、普通誰だって言葉に詰まるよね。”
 後日、滝本さんは本物らしいと噂されます。
 ”実家の母から電話がかかってきた。
「もしもし竜彦? この前新聞に載ってた頭にふりかける黒い粉を買ってみたんだけど、これから宅急便で送るわね。人前に出る日は、ちゃんと頭にふりかけるのよ」”
 この電話がかかってきたのは滝本さんが二十四歳のときである。
 ”こんなのってないよ! 彼女いないひきこもりハゲなんて、ヘレン・ケラーばりの三重苦じゃないか! こんな頭じゃ一生彼女ができないじゃないか!」私は地団駄を踏み、洗面所で絶叫した。
「落ち着いて滝本さん。ハゲにも人権はあるわ!」”
 この後の滝本さんの反論が非常に面白く、僕も腹を抱えて大爆笑をしてしまった。
 こういうネタがいっぱいである。

 しかし、滝本さんのすごいところも書くべきだろう。
 一時期とはいえ、滝本さんは一日十六時間もゲームのシナリオを書くという、想像を絶する創作意欲と精神力を誇った。
 僕達が普通に知っている小説家でそこまで執筆できる人間が何人いるだろうか。
 それだけにとどまらず、重い食事を摂ると思考が鈍るので、仕事中はチョコレートとコーヒーで血糖値を保ち、寝る前に一食だけコンビニ弁当を食べたという。
 そんな生活を半年続けた結果、滝本さんは久しぶりの友人に会った際に、
「抗ガン剤でも飲んでるの?」と訊かれるほどに髪が抜けたそうである。
 確かに無茶苦茶な生活であり、ハゲてしまっても仕方がない感じだが、滝本さんのその熱はとても素晴らしいものだったのではないだろうか。
 ひとりの人間として、そこだけは見習いたい。
 
 拍手してくださる方、
 ありがとうございます。
 
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