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 メガネを新調する。
 今使っている眼鏡では遠くのものが見えなくなってきたので、新しい眼鏡を作ることにした。
 今の眼鏡は八年前に作ったやつなので相当持った方だと思う。
 どこかいいお店はないかしら、とネットで調べてみたのだが、僕が前から目をつけていた眼鏡市場にはマイナスコメントがついていたので、別の店の情報も漁ってみることにした。
 もちろん、店舗数が増えれば相対的にマイナスコメの数も増えるという察しはつくが、それでも買う側から見るとやはり慎重にならざるを得ない。
 僕の行動範囲にあり、かつ安価で、質のいいものを提供してくれるお店はないのだろうか。
 しかしかの辺境の地、北の大陸にはそんな都合のいい店は存在しなかった。
 もはや多少高くともそれなりのものを作るべきなのか、八(メガ)年の実績を誇るメガネの三城に行こう、そう思い始める。
 一応ホームページでも見ておこうとアクセスしてみると、メガネの三城が一万円フェアや一万五千円フェアをしていることが分かった。
 これはもう「買え」ということだろうか。
 神の啓示も貰えたのでさっそく行ってみることにした。
 メガネ店に到着すると、さりげなく通行人の振りをして外から様子を窺う。
 店員がやたらショーウィンドウの掃除をしていた。
 ここはもしかして赤字経営の店なのか。
 いや逆に、店内の隅々まで綺麗にしていますよというアピールなのか。
 管理人恒例の一人デスノート劇場が始まる。
 ここから見ているだけではらちがあかないことを悟った僕が次に取った行動は店内への突入だった。
 とりあえずカウンターに座っている女性店員に話しかけてみた。
「……あの、視力が悪くなってしまったので、新しい眼鏡を作りたいのですが……」
 女性、否、おばちゃん店員は快く返事をすると、
「今使っている眼鏡をお借りしてもよろしいですか?」と言った。
 ブックオフでもそうだったが、おばちゃん店員の安定感には目を見張るものがある。
 僕は眼鏡を渡した。
 どうやらレンズのチェックをするらしい。
 待たされている間に綺麗な女性の店員にお茶と飴を出される。
 色からは何茶か分からなかったが、とりあえず一気に飲む。
 トルネコの不思議のダンジョンでは序盤に不確定アイテムの識別をするのが定石である。
 だけれど、飲んでも何茶か分からなかった。
 お茶なんて所詮色のついた汁なのである。
 しかし、このお茶が本当に意味するものは僕の退路の奪取。
 お茶が出されてしまった現状、僕は「やっぱりいいです」と言って引き返せなくなってしまった。
 しばらくしてからおばちゃん店員が奥の部屋から出て来た。
 僕は彼女に言われるがまま視力測定マシンで視力をチェックした。
 黒いおたまで片目を隠してやる学校とかの視力測定とは次元が違う。
 様々なレンズで試されるこの視力測定がまた長かった。
 ようやく測定が終わると、僕は最大の懸念事項である視力低下について尋ねてみる。
「視力は悪くなっているでしょうか?」
「少し悪くなってますね。でも、左と右の差は小さくなっています」
 僕が最後に視力を計ったときには、左が0.2で右が0.7というとんでも視力であった。
 しかも効き目が左なのに。
 まあ、同じ悪くなるにしても左右の差が詰まるのならば許容範囲か、と僕が思っていたらおばちゃん店員は不吉な一言を告げた。
「でも、左だけ乱視ですね」
「え?」
「結構酷いですが左と右に差をつけ過ぎると気分が悪くなりますし、レンズの矯正は軽めにしておきましょう」
 明らかに前よりより重症ですよ。
 これ、全然少しじゃないでしょう。
 衝撃の事実を知ってしまったが、ここはポジティブに考えよう。
 僕の左目は特殊なのだ。
 ナルトのカカシみたいに特別なのだ。
 邪霊眼なのだ。
 ……………………………。
 無理だった。
 いい歳こいてそう思い込むことは僕にはできなかった。
 無事(?)視力測定も終わり続いてフレーム選びへ。
 おばちゃん店員は僕の他客がいないためか随伴してくれた。
 眼鏡フレームについて解説してくれるのは嬉しいのだが、僕のような小心者にはそれがプレッシャーになる。
 なんとかして早く決めなければ、と焦ってしまう。
 僕はおしゃれ眼鏡ではなく実用性のみを眼鏡に求める派なので、こういうのがいい、という具体的イメージを持ち合わせていなかったのでなかなかフレームを決められない。
 そして、それがまたプレッシャーになる。
 坂道に置かれた雪玉を想像してもらいたい。
 僕が置かれた状況はまさにそういう感じだった。
 もはや論理的にデザインを比較しているだけの余裕はない。
 ならばここは、直感だけで決めるべきだ。
 そう頭を切り替えてから後は早かった。
 僕はすっとたくさん並べられているサンプルの中から一つを選択した。
 実際にかけてみてフレームの形状を調整し色を選んだ。
 これにて僕の眼鏡購入は終わった。
 随分と濃密な時間でした。
 
 
 
拍手してくださる方、
 ありがとうございます。
 
 
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07/15|日記コメント(1)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
今俺が使っているメガネは
ドクターアイズってところのですw
店員さんが面白くて
馴染みやすかったですw(そんな理由w

弐萬圓堂はやめたほうがいいらしいです
なんか雑らしいですw(友人談
From: HIROKI * 2011/07/17 05:16 * URL * [Edit] *  top↑
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