上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--|スポンサー広告||TOP↑
 職業訓練が始まってはや二週間、ぼんやりとだがクラスメートの人達のイメージが固まってきたのでレビューしたいと思う。
 クラスは全員で18名という少数精鋭なので、いくら僕でも全員の顔と名前が憶えられる……と思っていたのだが、座る席に三角柱の名札があるにもかかわらず未だに名前の分からない人がいっぱいいる。
 男女比は半々でお互い九人ずつ。
 小学校みたく男女が交互に座る。
 僕の席は右が壁で左が美人さん(年齢不詳)である。
 クラスの平均年齢は三十代前半くらいだろうか。
 その年齢のためか男性はみんな頭髪に不自由している人ばっかりで、自分も同じ穴のむじなになってしまいかねないことに危機感を感じ始める。
 これがテクノストレスというやつですね。
 僕と同年代くらいの男性も三人いたが、うち二人は帽子を常時着用していた。
 授業中も当然のようにかぶっているので、よほどの理由があるのだろう。
 きっとあれはカモフラなのだ。
 帽子の下には無限の荒野が広がっているのだ。
 そう思い込むことによって自らにひたひたと近づいてくる薄毛の幻影を振り払う。
 ふさふさなのは「金大事だぜ」と初日に魂の叫びをあげた彼ひとりである。
 僕も魂の叫びをあげたおかげか、授業の合間に美人さんと話すことができた。
「私もDTPの面接受けたんですよ」
「そうなんですか」
「面接緊張しましたよね」
「はい。あのおっさんのプレッシャーは相当なものでした」
「何訊かれました?」
「今後の意気込みのような事や何で応募したかとか、そういう感じでした」
「私、事務の仕事に興味があるって言っちゃって、”だったら事務の講座を受けなさい”って言われましたよー」
「はい?」
 会話の意図が上手く理解できずにフリーズする僕。
 ちょっと待ってくれ、今この人すごいこと言ったよ。
 なんでデザインの講座の面接で事務の話が出てくるのだろうか。
 ていうか、どういう風に会話を運んだら「事務をやりたい」って言える空気になるというのだ。
 そもそも、面接というものは面接官受け(好印象を持たせる)を狙うものである。
 彼女の受け(ネタ的な)狙いは明らかにおかしい。
 この人は天然なのか。
 くっ、DTPデザインがほんとはやりたかった、がネタとしておいしいのだという僕の思い上がりは彼女の一言で霧散した。
 だって、どう考えても彼女の方が面白いよ。
 彼女がもし自己紹介で僕と同じことを考えていたとしたら、僕のアタックは完全に潰されていた。
 僕は所詮井の中の蛙だったのだ。
 世界は僕が思っているよりずっと広く、海は僕が思っているよりずっと深い。
 職業訓練で僕は大切なことを学べたようだった。
 明日も戦場へ向かいます。


 拍手してくださる方、
 ありがとうございます。
 追記にて、
 あにょりあんさんにコメント返信があります。

>あにょりあんさん
 いつも拍手していただいてありがとうございます。
 最近は更新が滞りがちですが、毎日更新を目指し努めたいと思っています。
 
スポンサーサイト
10/20|日記コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
この記事にトラックバック
FC2カウンター
現在の閲覧者数
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ドラクエ風xxxがあがった!
flash boreal kiss
プロフィール

トキワ

Author:トキワ
FC2ブログへようこそ!
にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

フリーエリア


ダンジョンRPG検定

最新記事
最新コメント
仁王立ちだZE★霧雨魔理沙
【東方】博麗ちゃんの賽銭箱
十六夜咲夜の大きな懐中時計
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
インなんとか
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
最新トラックバック
地球の名言

presented by 地球の名言
黒メイド時計
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。