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 公宮に行くとあっさりと中に通された。顔パスのようである。

 こんなに簡単に入れていいのだろうか。仮にも一国の中枢である。セキュリティレベルが低すぎる。

 いや、あえて簡単に入れるようになっているのか。大臣の身に何かあれば直前に訪れた冒険者が犯人、そういうことなのか。

 広間に出ると大臣が困った困った、と呟きながら行ったり来たりしていた。

 ユウツキたちはフロースガルに公宮を訪ねるよう言われたことを告げる。

 大臣は髭を撫で付けると、

「とても危険な任務なので無理強いはできんが、新たな試練を引き受けてはくれぬか?」と言った。

 しかしその目は明らかに死んでもヤレである。

 ユウツキが仕方なく頷くと、大臣はそれを確認してから、

「では、詳細を話すことにしよう」と言った。

 普通順番逆じゃないですか。とても危険な試練って言ったのに。

「実は樹海に巡回に出た公国の衛士が行方不明になったのじゃ」

「何人くらいですか?」

「十人」

「随分と多いっすね」

「うむ。樹海で我々の知らぬ何かが起こっておるのかもしれん。本来なら、ベオウルフや釘バット、いやエスバットのような名高いギルドに頼みたいところじゃが」

 どうしてそこで間違えるんだ、このボケ老人は。いや、釘バット強そうだけど。

「――じゃが、わしはお主らを信じておるぞ」

「信じている、ね」ユウツキが皮肉げに繰り返す。

「頼む。無事なら衛士たちを救ってくれ」

 無事ではないからこのミッションが出されたのではないだろうか。

 やっぱりやめます、とユウツキが言おうとしたがガンこがそれを遮った。

「分かりました。儀を見てせざるは勇なきなりです。その依頼承りました」ガンこは高々と宣言する。

 ユウツキは内心歯噛みする。お前の場合は義を見てせざるは生なきなりだよ、と。

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